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この記事を書いた人
行政書士兼ウェブマーケター。ナガシマガジン運営者。サラリーマンとして働きながらウェブマーケティング会社を起業し独立。更にその後、仕事をしながら5カ月の勉強期間で行政書士試験に一発合格し、行政書士事務所を開業。
行政書士試験の過去問は各社からいろいろな過去問が販売されているので、どれを購入すればいいのか分からないと思います。
実際に、私も行政書士試験に向けていろいろな過去問を書店で立ち読みして、どれがいいか物色したり、幾つかの過去問を購入したりして、効率的に勉強する方法を試してみました。
そして、結果的に考えると今回紹介する3冊の過去問・問題集を購入すれば、基本的にはそれ以外の問題集・過去問は購入する必要ないという考えに至りました。
その3冊の過去問・問題集とは「出る順行政書士 ウォーク問過去問題集」「合格革命 行政書士 肢別過去問集」「合格革命 行政書士 一問一答式 出るとこ千問ノック」です。
以下では、今回おすすめする過去問を選んだん理由と、実際におすすめする3冊の過去問・問題集について紹介していきます。
▼記事の内容はYouTubeでも解説しています▼
今回紹介する行政書士試験の
過去問・問題集を選んだ理由
行政書士の過去問に関してはいろいろな会社から数々の過去問が出版されていますが、その内容はあくまでも過去の行政書士試験で出題されている過去問が掲載されています。
となると、同じ問題を掲載しているのでどの過去問を買っても同じかというと、決してそういうわけではなく、過去問によって良い悪いがあります。
では、一体にどういった点で過去問の良し悪しが変わってくるのかというと、以下の点で大きく変わってきます。
- 収録されている問題数
- 出題形式
- 解説の分かりやすさ
- 掲載している問題の難易度
そして、今回、おすすめる3冊の過去問・問題集はこれらの点で優れており、しかも、それぞれの問題の重複が比較的少なく過去問の網羅性が高いからです。
収録されている問題数
出版されている過去問によって収録されている過去問の数が違いますが、出来るだけ1冊で多くの問題が掲載されている過去問がおすすめです。
理由としては1冊で多くの問題が掲載されている過去問は重複がなく、効率的に勉強出来るからです。
例えば、2冊で1200問の過去問を解いたとしても、基本的に各社が重要だと捉えている問題は大体同じなので、実質的には半分以上が同じ問題を解くことになる可能性もあるというわけです。
一方で、1冊で1000問掲載されている問題集であれば、1000問それぞれが重複しないように作られているので、幅広い分野の問題が網羅されており効率よく勉強できるといえます。
なので、1冊の過去問で出来るだけ多くの問題を掲載している問題集を選んだほうが良いと言えます。
出題形式
行政書士試験の出題形式は基本的には5者択一式で、5つの選択肢の中から1つの答えを選ぶというものです。
そして、多くの過去問は基本的にはこの5者択一式で掲載されていることがほとんどですが、この形式の過去問にはそれぞれメリットとデメリットがあります。
メリットとしては、そこまで深い知識がなくても正解が導きだせるので、勉強の初期から中期段階では基礎知識を身に着けるのに適していると言えます。
一方でデメリットとしては“分かった気”になってしまうという点です。
5者択一式の問題のすべての選択肢の正誤がわからなくても問題に正解できるので、自分は問題を解けると錯覚しやすいのです。
しかも、過去問を何度もやっていく内に、選択肢と答えのパターンを覚えてしまうのでフラットな気持ちで問題が解けなくなってしまいます。
だから、最初の内は基礎知識を身に着ける上で5者択一式の過去問を使用し、ある程度基礎知識が身についてきた段階で応用力をつけるためにも過去問の1つ1つの選択肢をしっかりと理解できる肢別の過去問・問題集を使用することをおすすめします。
掲載している問題の難易度
行政書士試験の問題は「多くの人が正解する簡単な問題」、「合否を分ける少し難易度が高い問題」、「ほとんどの人が不正解の難問」という難易度が3段階に分けられます。
そして、多くの行政書士の過去問は「多くの人が正解する簡単な問題」が多数掲載されていて、少し難易度が高い問題や難問、オリジナルな問題は掲載されていません。
勿論、最も重要なのは「多くの人が正解する簡単な問題」なのですが、ある程度力がついてきた場合には難しい問題にも対応できるように、少し難しい問題や難問、オリジナルな問題を練習段階で解いておいた方が良いと言えます。
なので、最初の内は出来るだけ基礎的な問題が多く掲載されている過去問を使用し、勉強が進んできた段階で少し難しい問題や難問も掲載されている問題をするのがおすすめです。
解説の分かりやすさ
問題の解説の分かりやすさについては各社で違いがあり、この点に関しては使用する人に合う合わないがあるので実際に確認してみた方がいいかもしれません。
ただ、私もいろいろな過去問の解説を確認しましたが、最も分かりやすかった解説というのは「行政書士試験!合格道場」という行政書士試験のための学習サイトでした。
なので、もし購入した過去問を解いて、その過去問に掲載されている解説で理解できない場合には「行政書士試験!合格道場」を確認することもできるので、この点はあまり気にしなくてもいいかもしれません。
この3冊だけでOK!
行政書士試験におすすめの
過去問・問題集!
というわけで、上記の条件を踏まえた過去問・問題集としておすすめするのが以下の3冊です。
以下では、それぞれの問題集のメリットやデメリット、どれぐらい勉強が進んだ段階で使用すべきかについて紹介していきます。
- 出る順行政書士 ウォーク問過去問題集
- 合格革命 行政書士 肢別過去問集
- 合格革命 行政書士 一問一答式 出るとこ千問ノック
出る順行政書士
ウォーク問過去問題集
ココがおすすめ
- 試験と同じ出題形式で掲載
- 問題数が多い
- 合格者の正答率が確認できる
ココがダメ
- 分かっていない肢も理解した気になってしまう
出る順行政書士 ウォーク問過去問題集は行政書士資格の勉強初級~中級の人におすすめの過去問です。
この過去問が優れている点は、掲載されている問題数が多いところと、それぞれの問題に合格者の正答率が掲載されている点です。
特に、行政書士試験の合格基準点は6割以上と、そこまで高くないので、多くの受験者が解ける問題は絶対に間違わなければ合格が可能です。
となると、この問題集でどういった問題は絶対に落としてはいけないのかを確認しながら勉強を勧めていけるのです。
ただ、この過去問の唯一のデメリットは上記でも解説した通り“分かっていない肢も理解した気になってしまう”という点です。
この過去問は通常の行政書士試験と同じく、多くの問題が5者択一式の形式で掲載されています。
となると、選択肢を覚えてしまって答えを導いてしまったり、消去法で答えを導きだしたりしてしまうので、選択肢の1つ1つの理解が深まりにくいです。
全く同じ問題が出題されれば解けるので、理解していると勘違いしてしてしまう恐れがあるのです。
行政書士試験の勉強において初心者~中級者の人には解きやすいのでおすすめですが、結果的に応用問題などが解けないという典型的なダメパターンになってしまう可能性が高いです。
恐らく、行政書士試験の過去問だけをやっても無駄と言っている人はこの手の過去問を解いている傾向が高いです。
なので、この過去問がある程度解けるようになった場合には次に紹介する過去問に移行することをおすすめします。
2022年版 出る順行政書士 ウォーク問 過去問題集 1 法令編
合格革命 行政書士
肢別過去問集
ココがおすすめ
- 掲載されている問題数が多い
- 選択肢別に掲載されているので1問1問の理解力が深まる
- 問題に対する応用能力が身につく
ココがダメ
- 難易度が高い
「合格革命 行政書士 肢別過去問集」は中級~上級者におすすめの過去問です。
もちろん、初級者が使用しても問題はないのですが、初級者がこの問題集を使用した場合には頭の中が混乱してしまう可能性があります。
というのも、行政書士試験で出題される5者択一式の選択肢の中には、その選択肢単体で見ると正解とも不正解とも取れる選択肢が存在するからです。
普通であれば、他の選択肢と比較したうえで正誤を判断すればいいのですが、肢別過去問集は選択肢単体だけで正誤を判断しなければならないので難易度が高くなります。
ただ、行政書士試験の過去問の中では肢別過去問集が最も優れている過去問だと思うので、行政書士試験の合格には欠かせない過去問です。
私は行政書士試験の勉強において「合格革命 行政書士 肢別過去問集」を最も利用していました。
合格革命 行政書士
一問一答式 出るとこ千問ノック
ココがおすすめ
- 一問一答なので理解力が深まる
- 行政書士試験で出題されていないオリジナル問題が多い
ココがダメ
- 問題の数が1000問と少ない
- 難易度が高い
- 解説が簡易すぎて分かりにくい部分がある
「合格革命 行政書士 一問一答式 出るとこ千問ノック」は中級~上級者におすすめの問題集です。
この千問ノックは上記で紹介した肢別過去問集と同じように、一問一答形式で出題されるので理解力が深まる上に、行政書士試験の過去問で出題されていないような問題も掲載されていて、応用力が身に付きます。
又、肢別過去問集であれば、回答の解説を見て理解できない場合には他の過去問の回答などを確認することもできますが、千問ノックに関してはオリジナルの問題なので、回答を見て分からない場合には確認のしようがありません。
しかも、千問ノックの回答は出来るだけ簡潔に解説されているので、ある程度の知識がある状態でなければ、回答を見ただけで理解できない問題が多いです。
なので、ウォーク問過去問題集や肢別過去問集である程度の力をつけて、最終的な仕上げとして応用力を身に着ける上で千問ノックを利用することをおすすめします。
【まとめ】
行政書士試験の勉強はおすすめした
3冊の過去問・問題集だけで十分!
行政書士試験に合格する最大の近道はなんといっても過去問です。
そして、基本的には今回紹介したおすすめの3冊の過去問・問題集だけで行政書士試験に必要な知識はほとんど網羅できるので、他に問題集や過去問を買う必要はありません。
ただし、絶対に誤解しないで欲しいのは過去問をある程度できるぐらいで終わらせてはいけないという事です。
多くの人は、過去問を7~8割程度解けるようになった段階で理解していると勘違いしてしまうのですが、行政書士試験に合格するためには上記で紹介した過去問・問題集を9割~9割5分以上正解できる力が必要です。
だから、色々な過去問や問題集に手を出すのではなく、今回紹介した3冊の過去問・問題集を最低でも5~10周は兎に角やり込んでください。
そうすることで、必然的に今までに出題されたことがない問題が出題されたとしても、回答を導き出せる力が付くようになります。
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長島 雄太
NAGASHIMA行政書士事務所