この記事を書いた人
行政書士兼ウェブマーケター。ナガシマガジン運営者。サラリーマンとして働きながらウェブマーケティング会社を起業し独立。更にその後、仕事をしながら5カ月の勉強期間で行政書士試験に一発合格し、行政書士事務所を開業。
- どの行政書士通信講座を受講すれば良いのか分からない。
- 自分に合った行政書士通信講座の選び方が分からない。
- 安い行政書士通信講座だと合格できないの?
これは私が行政書士の通信講座を受講する前に悩んでいたことですが、この記事を読んで頂いているあなたも同じような悩みを抱えているのではないでしょうか?
ただ、少し厳しいことを言いますが、ハッキリ言ってネットに落ちている口コミや評判に振り回されて、通信講座選びを他人任せにしていては、恐らく行政書士試験に合格することできません。
なぜなら、行政書士通信講座のランキングサイトや口コミサイトは、受験生に合格してもらう目的で運営されているわけではなく、お金目的で運営されているサイトがほとんどだからです。
つまり、ランキングの上位でおすすめされている行政書士通信講座が本当に良いものとは限らず、広告費を沢山貰っているからランキング上位やおすすめとして紹介しているケースも多いです。
又、ランキングやおすすめの記事の中には行政書士の通信講座を受講したことがないだけではなく、行政書士試験すら受けたことがない企業の社員やライター、ブロガーが書いている記事も沢山あります。
そんなサイトに書かれているおすすめの行政書士通信講座を受講して本当に合格できるでしょうか?
この記事は行政書士通信講座を
受講して試験に合格した
現役行政書士が書いています
私は行政書士の通信講座を受講して、5ヶ月の勉強期間で行政書士試験に一発合格した現役の行政書士です。
この記事は、実際に私が行政書士の通信講座を選ぶ際にどのような基準で選んだかや、実際に受講してわかった失敗や後悔などをもとに、「どんな行政書士通信講座を選べば良い失敗しないのか」について記事を書いています。
ですので、実際の経験をもとに記事を書いている分、他のランキングサイトやおすすめサイトよりもかなり信憑性が高い情報を紹介できると思いますので、是非、行政書士通信講座選びの参考にして頂ければ幸いです。
行政書士通信講座の
ランキング・おすすめ・比較サイト
に騙されてはいけない!
Yahoo!やGoogleで「行政書士 通信講座 おすすめ」「行政書士 通信教育 比較」「行政書士 通信講座 ランキング」と検索するとたくさんのランキング・おすすめ・比較サイトが出てきます。
しかし、そういった行政書士の通信講座のランキングサイトやおすすめサイト、比較サイトを見る際に、絶対に知っておいた方が良いことがあります。
それは、行政書士の通信講座のランキングサイトやおすすめサイトの多くはアフィリエイト報酬を目的にとして企業が運営しているということです。
アフィリエイトとは?
アフィリエイトについて知らない方の為に簡単に説明すると、アフィリエイトとは、サイト経由で行政書士の通信講座が購入された場合、売り上げの数%が企業やサイト運営者に支払われる仕組みです。
つまり、多くのランキングサイトや比較サイトでは、「行政書士試験に合格しやすい通信講座」ではなく、「売れやすい通信講座」「広告費が多く貰える通信講座」をランキング上位やおすすめとして紹介している傾向が高いです。
ランキングサイトや比較サイトの
信ぴょう性は低い・・・
更に問題なのは、そのランキングや比較の記事を書いている人が、行政書士の通信講座を受講したことがなかったり、行政書士試験を受けたことすらない可能性があるという点です。
実際に私も、行政書士のランキングサイトや比較サイトを色々確認しましたが以下のようなサイトが多かったです。
- サイトの運営者情報が掲載されていない
- 誰が記事を書いているのかわからない
- 合格者ではあるが通信講座を受講したことがない
- 専門家が監修しているが記事を書いているのは別人
正直言って、上記のような記事の情報は信ぴょう性が低いと言えます。
なぜなら、サイトの運営者情報や記事を書いている人が誰なのかわからなければ、そもそも情報の信ぴょう性を判断することはできませんし、行政書士の通信講座を受講した経験がなければ、それはあくまでも予想でしかないからです。
特に、ネットは匿名で情報発できるので、上記のような個人情報をわざわざ出す必要はありませんが、匿名で誰でも簡単に情報発信できるからこそ、その情報が信頼できる情報であるかどうかを見ている側が判断できる根拠を示すことが情報発信者側にとって大切だと私は思います。
実際にYahoo!知恵袋などは以下のように、ネットで出てくる口コミが怪しいと感じて書き込んでいる方も多いです。
行政書士の通信講座のおすすめを教えてください
ネットを調べても、本当の口コミなのか怪しくなってきました。引用:Yahoo!知恵袋
また、最近は企業が運営するサイトで「専門家監修」の記事をよく目にしますが、専門家が監修している記事は専門家が記事を書いているわけではなく、企業の社員やライターが書いた記事を専門家が確認しているだけで、専門家の意見はほとんど反映されていないケースも多いです。
ま~、冷静になって考えて頂ければわかるのですが、企業が事業としてランキングサイトを運営しているわけですから、利益にならないただただ役に立つ情報を発信するはずがないですよね。
なので、基本的には都合のいい情報ばかりを並べて紹介し、デメリットについてはあまり詳しく触れられることはありません。
もし、デメリットについて詳しく書くと通信講座がサイト経由で売れなくなって、企業が貰える広告収入が減ってしまいますからね。
なので、そういった営利目的だけで運営されている企業のランキングサイトの情報に騙されないように注意してください!
因みに、正直に話すと、本記事に関してもアフィリエイトリンクが設置されているので、本記事経由で講座に申し込むと私に報酬が支払われます。
ただ、私はアフィリエイト報酬だけを目的でブログを運営しているわけではありませんので、もし私に報酬が支払われるのが嫌だという方は、ネットで公式サイトを検索して直接申し込んでもらっても構いません。
もし、アフィリエイト報酬目的だけでこのブログを運営しているのであれば、わざわざアフィリエイト報酬などのランキングサイトやおすすめサイト運営の裏側を暴露する必要はないですからね。
それよりも、この記事を読んでいる一人でも多くの方に、ネットの出鱈目な情報に惑わされず、本当に自分にあった行政書士通信講座を見つけて、行政書士試験に合格して頂けることが何よりです。
ですので、本記事が少しでもあなたの通信講座選びの役に立てば幸いです。
注意
誤解のないように補足しておくと、ランキングサイトや比較サイトの中にも信頼できる情報が書かれていると感じる記事もあります。なので、全ての情報が全く信用できないというわけなく、情報収集をする上での注意喚起として記載しました。
法律初心者は安い
通信講座では合格できない?
というわけで、早速おすすめの行政書士通信講座を紹介していきたいと思いますが、その前にまず、「安い通信講座を受講しても行政書士試験に合格できるのか?」について触れておきたいと思います。
行政書士の通信講座や予備校の平均的な価格帯は8~20万円と高価格なものが多く、受講するとなるとかなりハードルが高いです。
かといって、安い講座を受講して本当に合格できるのか不安だという方も多いと思います。
ですが、先に結論を言うと、安い行政書士の通信講座を受講しても行政書士試験に合格することは十分可能ですし、実際に私は比較的低価格な行政書士通信講座を受講して合格しました。
というのも、行政書士試験の勉強で最も重要なのは、テキストや講義動画などのインプットではなく、過去問や問題集などのアウトプットだからです。
通信講座はどれだけ低価格で
効率的にインプットできるかが鍵
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これは上記の記事でも解説していますが、行政書士の合格に必要な勉強内容はインプット(テキストや講義)が3割、アウトプット(過去問や問題集)が7割です。
つまり、通信講座というのはあくまでも行政書士試験に必要な勉強の3割ぐらいしか占めなのです。
『え?勉強の2割~3割しか使わないの?じゃあ、高いお金を出して通信講座を買う必要はないのでは?』と思ったかもしれません。
もちろん、通信講座を購入せずに市販のテキストだけでインプットを行って合格することも可能と言えば可能です。
ただし、それは圧倒的に効率の悪い勉強法です。
例えば、ハリーポッター賢者の石の書籍のページ数は480ページなので1冊を読み終わるのに大体8時間かかりますが、ハリーポッター賢者の石の映画の長さは2時間30分で視聴可能です。
つまり、同じ情報をインプットするのにかかる時間は動画に比べて文章は3.2倍の時間がかかるというわけです。
しかも、映画で見た内容と本で読んだ内容だと、映画で見た方が細かな所まで記憶に残っていると思いますよね?
さっきも言ったように、行政書士試験の勉強で大事なのはアウトプット(過去問や問題集)です。
つまり、逆に言うとインプットをどれだけ低価格で効率的に短時間で行い、アウトプットに多くの時間を費やすことが出来るのかが合格への鍵となるので、市販のテキストで勉強するよりも通信講座で勉強した方が良いわけです。
ですので、今回紹介するおすすめの行政書士通信講座も低価格のものについては、かかなり評価を高めに設定して点数を算出しています。
ただ、安い行政書士通信講座ならどれでも合格できるかというと、決してそういうわけではなく、安くても合格できる講座もあれば、受講してもあまり意味がないだろうなという講座もあるので、価格とそれ以外の部分のバランスをしっかりと確認した上で行政書士通信講座を選ぶようにして下さい。
本当におすすめできる
法律初心者向けの行政書士
通信講座ランキングの審査基準
2022年現在、受講可能な行政書士通信講座の種類は17種類ですが、その全ての通信講座のホームページの情報や、実際に行政書士通信講座を受講した方の合格体験記の内容も含めて徹底的に比較して調査しました。
正直言って、色々な行政書士通信講座の価格や特徴などをまとめるのはかなり面倒くさかったですが、出来るだけ公平に判断できるように、地道に一つ一つ表に纏めていきました。
もちろん、評価に対する捉え方には個人差があるかもしれませんが、それでもかなり中立性を意識して評価したつもりです。
とはいえ、行政書士通信講座を受験する人によって、予算や確保できる勉強時間などに違いがあるので、私の評価を全て鵜呑みにするのではなく、自分にはどの通信講座が合っているのかを、自分でもしっかりと調べた上で判断するようにして下さい。
当ブログでの評価基準は
- 通信講座の価格
- 講義のボリューム
- 合格実績
- サポート体制
- 講師
の5つの項目です。
これらを独自の基準で点数をつけて評価し、その合計得点をもとにおすすめランキングを決定しています。
配点 | 採点基準について |
低価格で、受講のしやすい価格設定の通信講座ほど点数が高くなります。この点については、行政書士通信講座を選ぶ上で最も重要だと考えているので他の基準よりも配点を高く設定しています。 | |
行政書士の通信講座を受ける最大の理由はどれだけ効率よくインプットを行う事ができるかです。講義のボリュームが多いほどより細かな部分までしっかりと解説してくれるので点数が高くなります。 | |
通信講座を受講している人が実際に行政書士試験に合格していなければ何の意味もありません。ですので、通信講座の受講者の合格率や合格者数、合格者の体験談の掲載数が多いほど点数が高くなります。 | |
試験勉強をしていく上で、分からないことも沢山出てくると思いますが、そんな時に質問できるのはとても大切です。質問サポートの有無や、質問回数の制限など、サポート体制が整っているほど点数を高いです。 | |
講師に関しては相性もあるので一概にどの講師が良いという判断はできませんので配点は低く設定しています。ですが、人気講師の方が講義内容が分かりやすい確率は高いので講師の人気が高いほど点数も高いです。 |
経験者が語るおすすめの
法律初心者向けの
行政書士通信講座比較ランキング2023
第1位フォーサイト(81点)
■フォーサイトの特徴
フォーサイトは行政書士通信講座の中では最もメジャーな通信講座です。講義ボリュームは長すぎず短すぎずで、細かな部分は省いて解説されているので初学者向けの内容となっています。また、価格も他の通信講座に比べるとリーズナブルなので全ての点においてバランスがとれた通信講座だと言えます。
価格 | 51,800円(税込)~ |
キャンペーン価格 | バリューセット1:103,600円⇒54,800円(税込) バリューセット2:136,000⇒76,800円(税込) バリューセット3:157,800円⇒94,800円(税込) |
講義ボリューム | 70時間 |
合格実績 | 合格率:41.3% 合格体験記掲載数:475件 |
質問サポート | WEBホームより可能 |
講師 | 福沢繁樹、 五十嵐康光、 北川えり子 |
総合評価 | |
備考 | 合格祝い・キャッシュバック 教育訓練給付制度 |
一言メモ
長島 雄太
NAGASHIMA行政書士事務所
フォーサイトは実際に私が行政書士試験の勉強で受講した通信講座で、フォーサイトを使って5カ月の勉強期間で合格することができました。ですので、自分に合った通信講座がどれなのか迷って判断できないという場合にはフォーサイトを選んでをおけば大きな失敗はないかなと思います。価格は比較的安く、講義内容も重要な部分に絞られていてコンパクトにまちめられているので、初学者でも理解しやすい内容になっています。ただ、フォーサイトにもデメリットがないわけではないので、その点については後程詳しく紹介します。
第2位:アガルート(78点)
出典アガルート
■アガルートの特徴
アガルートはここ最近、かなり勢いのある行政書士通信講座です。講義のボリュームは業界トップクラスで、かなり細かない知識まで解説してくれます。又、質問体制や合格までのコンサルティングなどサポートがかなり充実しおり、合格実績も業界トップクラスに良く、価格以外の全ての点で優れている通信講座だと言えます。
価格 | 162,800円(税込)~ |
講座内容 | 入門総合講義:184,800円(税込) 入門総合カリキュラムライト:228,800円(税込) 入門総合カリキュラムフル:261,800円(税込) 速習カリキュラム:162,800円(税込) |
講義ボリューム | 340時間 |
合格実績 | 合格者数:304名(令和5年) 合格率:56.11%(令和5年) |
質問サポート | オンライン質問サービスKIKERUKUN |
講師 | 豊村慶太、田島圭祐 |
総合評価 | |
備考 | お祝い金5万円or全額返金 中級・上級カリキュラムもあり フォロー制度 |
一言メモ
長島 雄太
NAGASHIMA行政書士事務所
正直言って、私は高額な通信講座はあまりおすすめしないのですが、アガルートに関しては価格が少し高いというデメリット以外の部分でかなり優れた通信講座なので選択肢としてはアリだと思います。実際に、私も行政書士の通信講座を選ぶ際にアガルートについても受講を検討しました。ただ、結果的に価格差の部分でフォーサイトを選んだので、「もう少し安ければアガルートを選んでいたのに…」というのが私の本音です。なので、少し価格が高くても良いから何としても行政書士試験に合格したいという方には、講義内容やサポートがフォーサイトよりも充実したアガルートがおすすめです。
第3位:クレアール(76点)
■クレアールの特徴
クレアールは独自の合格メソッドにより、短期間で効率的に合格を目指すことを目的とした通信講座です。通常価格はかなり高額ですが、キャンペーン価格で購入すると他の通信講座に比べてかなり安く受講できるうえ、講義のボリュームも多いのが特徴です。また、セーフティーコースとして2年の長期計画での行政書士試験合格を目指すコースもある。
価格 | 169,000円(税込)~ |
キャンペーン価格 | カレッジコース:169,000円⇒47,320円(税込) カレッジ2年セーフティコース:230,000円⇒64,400円(税込) |
講義ボリューム | 265時間 |
合格実績 | 合格率:非公表 合格体験記掲載数:72件 |
質問サポート | メールサポート |
講師 | 杉田徹 |
総合評価 | |
備考 | 合格お祝い金 未受講分返金 |
一言メモ
長島 雄太
NAGASHIMA行政書士事務所
クレアールについてはキャンペーン価格で購入出来ればかなりコスパが高いので選択肢としてはありだと思います。ただし、キャンペーン価格が通常価格の70%OFFで販売されているのですが、70%OFFとなるとさすがに通常価格の価格設定に疑問を感じてしまいます。また、クレアールの公式サイトを確認してもらえればわかるのですが、サイトの構成が悪く、講座の内容や料金などが確認しにくいなどの細かな点の配慮が欠けているので、講座やテキストについても同じようなことがないか気になるところです。
第4位:伊藤塾(75点)
■伊藤塾の特徴
伊藤塾は大手予備校の中でも比較的価格が安い予備校で、通学だけではなく通信講座の取り扱いもあります。又、伊藤塾は法律系国家資格に定評があり、行政書士試験の受講者の合格率等は非公開ではあるものの合格実績はかなり高いと言えます。また、初学者だけではなく行政書士試験の受験経験がある中上級者に対応したコースもあります。
価格 | 198,000円 |
キャンペーン価格 | 新・行政書士合格講座:198,000円⇒178,000円(税込) |
講義ボリューム | 229時間 |
合格実績 | 合格率:非公表 合格体験記掲載数:470件 |
質問サポート | Web又は対面での質問可能 |
講師 | 志水 晋介、平林 勉、井内 絢也、坂本 国之 |
総合評価 | |
備考 | 少し高いが通学も可能 全国模試を実施 中級・上級コースもあり |
一言メモ
長島 雄太
NAGASHIMA行政書士事務所
伊藤塾のような予備校については、通信講座よりも通学の方が圧倒的におすすめですです。やはり、予備校の最大のメリットは通学できるので講師に分からないところを直接質問したり、勉強仲間ができたりする環境だと思います。もちろん、場所や講義の時間帯などでどうしても通学できない場合もあるので、そういった場合には通信講座を受講してもいいかと思いまが、可能であれば伊藤塾を受講しるなら通学が良いです。
第5位:LEC(74点)
■LECの特徴
LEC東京リーガルマインドは行政書士の予備校の中でも1〜2位の人気を争う大手予備校で、通学だけではなくて通信で講座も取り扱っています。価格は一般的な通信講座に比べると高いですが、合格実績が高く、講義のクオリティーやサポート体制については文句の付けようがありません。又、人気講師が数多く在籍しているのも特徴です。
価格 | 235,000円(税込)~ |
キャンペーン価格 | パーフェクトコース(通信講座):235,000円⇒185,000円(税込) パーフェクトコースSP(通信講座):255,000円⇒195,000円(税込) |
講義ボリューム | 216時間 |
合格実績 | 合格率:56.1% 合格体験記掲載数:176件 |
質問サポート | Web又は対面での質問可能 |
講師 | 溝口慎一郎、二藤部渉、のばた一、黒沢レオ |
総合評価 | |
備考 | 少し高いが通学も可能 全国模試を実施 中級・上級コースもあり |
一言メモ
長島 雄太
NAGASHIMA行政書士事務所
LECも伊藤塾と同じく受講するのであれば、通信講座よりも通学の方がいいと思います。理由としては、予備校の最大のメリットでもある、講師に直接質問できたり、勉強仲間ができて分からないところをお互いに教えあったりできる環境が整っているからです。あと、LECの通信講座を受講しない場合でも、毎年7月頃から6回にわけて実施されるLECの全国模試は、行政書士試験に合格したい方は絶対に受けておいた方が良いです。
第6位:資格の大原(71点)
■資格の大原の特徴
資格の大原は簿記や税理士、公認会計士などの会計資格や公務員系試験に強い予備校ですが、行政書士に関しても合格実績は9年間で1244名とかなり高いです。ただし、これまでに紹介したLECや伊藤塾、TACに比べると行政書士試験講座の認知度はあまり高くないと言えます。
価格 | 198,000円 |
キャンペーン価格 | 行政書士入門合格コース:193,000円⇒178,000円 |
講義ボリューム | 180時間 |
合格実績 | 2012~2020年の合格者数:1,244名 |
質問サポート | Web又は対面での質問可能 |
講師 | ー |
総合評価 | |
備考 | 少し高いが通学も可能 全国模試を実施 中級・上級コースもあり |
一言メモ
長島 雄太
NAGASHIMA行政書士事務所
資格の大原も行政書士予備校ですが、上記で紹介したLEC・伊藤塾・TACよりも行政書士試験の予備校としてのさらに人気度は少し劣ります。ただ、私の知り合いの行政書士はLEC・伊藤塾・TAC・資格の大原の体験講座を全て受講し、その中で資格の大原が最も良かったらしく資格の大原に通い見事合格しました。ですので、予備校系は可能であれば体験講座を全部受講して自分に合うものを探した方が良いと思います。
第7位:TAC(71点)
■TACの特徴
TACもLECや伊藤塾と並んで行政書士試験で人気の高い予備校です。TACの特徴としては、テキストや答練の質はかなり良く、又、この9年間で1529人もの合格者を輩出しているので、合格実績ももかなり高い点です。ただし、他の予備校に比べると講師の人気度は若干劣る印象です。
価格 | 236,000円 |
キャンペーン価格 | プレミアム本科生:236,000円⇒199,000円 プレミアム本科生Plus:259,000円⇒209,000円 |
講義ボリューム | 207時間 |
合格実績 | 2012~2020年の合格者数:1529名 |
質問サポート | Web又は対面での質問可能 |
講師 | 大塚 政秀、神田 理生、他多数在籍 |
総合評価 | |
備考 | 少し高いが通学も可能 全国模試を実施 中級・上級コースもあり |
一言メモ
長島 雄太
NAGASHIMA行政書士事務所
TACについても、受講するなら通信よりも通学の方がおすすめです。やはり、他の通信講座と比較するとTACも予備校系通信講座ということで価格が高いのがデメリットです。あと、模試に関してはLECや伊藤塾には少し劣っていると言えるので、予備校系を受講するなら伊藤塾かLECの方が個人的にはおすすめです。
第8位:スタディング(70点)
■スタディングの特徴
スタディングはWEBの講義やテキストを使って隙間時間を活用し、短期合格を目指すことをコンセプトとした通信講座です。また、学習の進捗状況を可視化することができる学習レポートや勉強仲間を見つけるSNS機能など、勉強のモチベーションを保つための工夫が凝らされるいる点が特徴的です。
価格 | 64,900円 |
キャンペーン価格 | フルパック:64,900円⇒53,900円 |
講義ボリューム | 83時間 |
合格実績 | 合格率:非公開 合格体験記掲載数:180件 |
質問サポート | 非対応 |
講師 | 竹原健 |
総合評価 | |
備考 | 紙のテキストなし 合格お祝い制度 勉強仲間機能 |
一言メモ
長島 雄太
NAGASHIMA行政書士事務所
最近ではほぼすべての通信講座でWEBで講義を視聴できたりテキストを確認できたりするので、他の通信講座でも十分に隙間時間を活用できてしまう分メリットとしては少し弱いです。ただ、スタディングには中上級者などの学習経験者向けのコースが29,800円とかなりリーズナブルな価格であるので、行政書士試験に再チャレンジしようと考えている人には良いかもしれませんね。
第9位:東京法経学院(65点)
■東京法経学院の特徴
東京法経学院は司法書士や行政書士、公務員試験などを専門とする予備校で、通信講座についても取り扱いがあります。最大の特徴としては予備校系の通信講座の中ではかなり価格が安い点ですが、他の予備校系通信講座と比べると講義ボリュームが少ないという点も特徴的です。
価格 | 108,400円 |
キャンペーン価格 | 新・最短合格講座:108,400円⇒65,040円 通学総合コース:194,700円⇒107,085円 |
講義ボリューム | 108時間 |
合格実績 | 合格率:公表なし 合格体験記掲載数:記載なし |
質問サポート | メールサポート |
講師 | 寺本康之、笠原 裕明 |
総合評価 | |
備考 | 東京・福岡のみ通学可能 |
一言メモ
長島 雄太
NAGASHIMA行政書士事務所
出来るだけ安く予備校に通学したい場合や、予備校系の通信講座を受講したいという場合には東京法経学院を選択するのもアリだと思います。特に通学については東京と福岡のみとなりますが10万円代前半で予備校に通えるので、できるだけ安く予備校に通学したいという方におすすめです。
第10位:ユーキャン(62点)
■ユーキャンの特徴
テレビコマーシャルでもおなじみの通信講座最大手のユーキャン。ユーキャンの特徴としてはテキストのみでの受講となるので、他の通信講座のように講師が動画で講義してすすめていく形式ではありません。ただ、学習管理や記述の添削指導などのサポート体制については整っています。
価格 | 63,680円 |
キャンペーン価格 | キャンペーン割引なし |
講義ボリューム | 0時間 |
合格実績 | 過去10年で3,046名合格 |
質問サポート | あり(1日3問まで) |
講師 | ー |
総合評価 | |
備考 | 講義の動画がない |
一言メモ
長島 雄太
NAGASHIMA行政書士事務所
個人的にはユーキャンはあまりおすすめしません。なぜなら、ユーキャンには講師による講義動画がなく、自分でテキストを読みながら進めていく必要があるからです。ハッキリ言って、冒頭でも解説しましたがテキストを自分で読み進めていくよりも、講義動画が見て学んだほうが圧倒的に勉強効率が高いです。テキストだけであれば通信講座を受講する意味はあまりないので、市販の安価なテキストを購入してもあまり差はないかと思います。
ランキング圏外
以下は、独自の採点の結果、ランキングのTOP10には入らなかったランキング圏外の通信講座です。点数や価格、特徴について簡単に紹介しておきますので、是非参考にして頂ければ幸いです。
通信講座名 | 点数 | 特徴 |
藤井慎哉の行政書士予備校 | 61点 | 価格は月額3,828円のサブスクリプションで講義時間は208時間とコスパは良いが合格実績が乏しい。 |
資格のキャリカレ | 56点 | 価格は39600円で講義動画は21時間。行政書士の広範な試験範囲を21時間でまとめるのは無理がある。 |
オンスク.JP | 48点 | 月額980円で講義動画は25時間。行政書士の広範な試験範囲を25時間でまとめるのは無理がある。 |
大栄オンライン講座 | 43点 | 価格は262,240円で講義時間は120時間。高価格な割に講義時間が短くコスパが悪い。 |
ヒューマンアカデミー | 43点 | 価格は221,500円で講義時間は260時間。講義ボリュームはあるが高価格な上に合格実績が乏しい。 |
JMAMウェブスクール | 34点 | 価格は27200円で講義時間は0時間。テキストのみの販売で講義は一切ない。 |
日本マンパワー行政書士講座 | 34点 | 価格は27200円で講義時間は0時間。テキストのみの販売で講義は一切ない。 |
資格スクエア | ー | 販売終了の為、点数無し。 |
L・A | ー | 販売終了の為、点数無し。 |
四谷学院 | ー | 販売終了の為、点数無し。 |
産業能率大学プロカレッジ | ー | 販売終了の為、点数無し。 |
通信講座選びに迷ったら
法律初心者には価格が安い
フォーサイトがおすすめ
フォーサイトがおすすめな理由
- 通信講座の中では価格が安い
- 講義ボリュームは70時間と視聴しやすい
- 受講者の合格率は41.3%と合格実績が高い
- 細かな論点を避けた法律初心者向けの内容
- わからない問題の質問サポートも対応
- 講師の質も高い
私がフォーサイトを最もおすすめする理由は、価格や講義のボリューム、合格実績などの全ての点でバランスが良いと感じて実際にフォーサイトを受講した結果、5カ月という短期間で行政書士試験に合格できたからです。
正直、フォーサイトを受講して行政書士試験に合格できていなければ、このブログでもフォーサイトの行政書士通信講座はおすすめしていなかったと思います。
とは言え、フォーサイトを実際に受講して不満な点が全くなかったわけではありません。
ただし、行政書士通信講座を受講する最大の目的は行政書士試験に合格することであり、その目標を短期間で達成できた以上、フォーサイトはおすすめできる行政書士通信講座であると言って良いと思います。
フォーサイトに関する
不満な点も暴露すると・・・
というのも、フォーサイトの過去問はほとんど使わずに終わったからです。
フォーサイトには全部で以下の4つのコースがあります。
コース内容 | 価格 | |
単価講座 | 基礎講座 | 51,800円(税込) |
バリューセット1 | 基礎講座+過去問講座 | 62,000円(税込) |
バリューセット2 | 基礎+過去問+直前対策講座 | 82,000円(税込) |
バリューセット3 | 基礎+過去問+答練+直前対策 | 94,800円 |
上記は私がフォーサイトを購入した際の価格なのですが、基礎講座のみを受講することができる『単価講座』よりは、過去問があった方が良いかなと思って少し高いバリューセット1を購入しました。
そして、実際にフォーサイトを利用して勉強してみると、インプット(講義動画)に関してはかなり満足して、行政書士試験の勉強におけるインプット時間のほとんどをフォーサイトの動画講義に費やしました。
ですが、アウトプット(過去問)に関してはフォーサイトの過去問は全然ダメで、ほとんど市販の過去問で勉強していたので、「【後悔!】フォーサイト行政書士通信講座の評判と実際に使った口コミ」の記事での解説していますが、バリューセットではなく単価講座を購入するれば良かったなと後悔しました。
一方で、市販の過去問は問題数も豊富で、少し難易度の高い応用問題などにも対応できるぐらいの力を身につけることが出来ました。
そういった経験から、フォーサイトを購入する際には過去問付きの講座を購入するのではなく、基礎講座のみの受講をおすすめしています。
因みに、私がフォーサイトを受講していた時とは違い、今は単価講座とバリューセットの価格差はほとんどありません。
コース内容 | 価格 | |
単価講座 | 基礎講座 | 51,800円(税込) |
バリューセット1 | 基礎講座+過去問講座 | 54,800円(税込) |
ですので、どうしても過去問付きで通信講座を買いたいという人は、過去問付きで購入してもいいと思いますが、通信講座の過去問はあまり使い物にならないので注意してください。
通信講座の過去問は
あまり使い物にならないので注意!
因みに、上記で紹介したランキングの通信講座の大半は基本テキストと過去問をセットで販売されていることがほとんどです。
ですが、通信講座についてくる過去問というのはあんまり使い物になりません。
これは、フォーサイトに限った話ではなく、どの通信講座においても言えることで通信講座に付属してくる過去問というのは掲載されている問題数が市販の過去問よりも圧倒的に少ないのです。
ここまでに何度も言っていますが、行政書士試験の勉強において重要なのはインプット(教材・講義)ではなく、アウトプット(過去問)です。
そして、過去問においては出来るだけたくさんの問題を解くことで知識が深まり、難しい問題に対する応用力が身に付いてきます。
だから、少し余分にお金が掛かったとしても、通信講座の過去問だけを勉強するよりも市販の過去問を使用した方が絶対にいいわけです。
因みに、市販の過去問でおすすめなのは『この3冊以外買う必要なし!行政書士試験におすすめの過去問・問題集』の記事でも紹介しています。
なので、もしフォーサイトを購入するのであればバリューセットではなく単価講座で購入することをおすすめしますし、スタディングやクレアールに関しては過去問付属のコースしかないので、それらとは別に市販の過去問・問題集を併用することをおすすめします。
少し価格が高くてもいいから
何としても合格した法律初心者には
アガルートがおすすめ
フォーサイトのところでも紹介しましたが、フォーサイトは法律の初学者向けに作られており、講義ボリュームは70時間と比較的コンパクトにまとめられているので、かなり基本的な内容だけの勉強になってしまいます。
ですので、過去問や問題集を使って細かな知識を自分で身につけていく必要があります。
一方で、アガルートは確かに通信講座の中では価格は高いですが、講義のボリュームは340時間と多く、細かな知識までしっかりと講義で解説してくれる上、講師の質も高く、受講者の合格率は67.2%と業界トップクラスの合格実績です。
ですので、価格を度外視で何としても行政書士試験に合格したいという場合にはアガルートが個人的にはおすすめです。
ただし、注意点としては冒頭でも言った通り、行政書士の合格に必要な勉強内容の目安はインプット(テキストや講義)が3割、アウトプット(過去問や問題集)が7割です。
つまり、アガルートのようにインプットのボリュームが多い通信講座は、どうしてもインプット過多になってしまい、中々アウトプットの時間が割けなくなってしまうことも珍しくありません。
ですので、アガルートを受講するなら、インプットの時間以上にしっかりとアウトプットの時間を確保できるようにする必要があることを忘れないで下さい。
~合格率を徹底比較~
合格率が高い行政書士
通信講座ランキング2023
順位 | 予備校・通信講座名 | 合格率 |
第1位 | アガルートアカデミー | 67.2%(令和2年実績) |
第2位 | LEC | 56%(令和2年実績) |
第3位 | フォーサイト | 41.3%(令和2年実績) |
上記は各通信講座や予備校が公表している受講者の合格率を比較して高い順に並べたランキングです。
受講者の合格率を公表している予備校は少なく、上記の3つだけしか合格率は公表されていません。
他の通信講座や予備校で合格率を公表していない理由として考えられるのは「①受講者の合否を把握していない」「②合否は把握してるが合格率が良くないため公表していない」のどちらかが考えられます。
どちらにしても、受講者の合格率を公表していない通信講座・予備校よりも、合格率を公表している通信講座・予備校の方が合格実績は良いと言えます。
ただし、合格率で通信講座・予備校を選ぶ上では"サンプルセレクションバイアス"が働いていることに注意しなければなりません。
サンプルセレクションバイアスとは
サンプルセレクションバイアスとは、アンケートの調査対象を抽出する過程において、ある種の偏りが生じ、アンケート結果と実際の結果で差異が出てしまうことです。
例えば、受講生に対して行政書士試験の合否についてのアンケートを実施した場合、試験に不合格だった受験生はアンケートの回答をしぶり、試験に合格した受験生はアンケートに積極的に回答する傾向が高いので、アンケート結果の合格率が実際の合格率よりも高くなると言うような場合です。
ですので、確かに受講者の合格率を公表している通信講座・予備校は受講生の合格率を公表していない通信講座・予備校よりも実績が高いのは確かですが、公表されている合格率よりも実際の受講生の合格率は低い可能があるので注意して下さい。
~費用を徹底比較~
価格が安い行政書士
通信講座ランキング2023
順位 | 予備校・通信講座名 | 最安値価格 | 講義の有無 |
第1位 | オンスク.JP | 月額1,078円(12,936円/年) (通常価格) |
25時間の講義動画あり |
第2位 | JMAMウェブスクール 日本マンパワー行政書士講座 |
27,200円 (通常価格) |
教材のみ |
第3位 | 資格のキャリカレ | 39,600円 (キャンペーン価格) |
21時間の講義動画あり |
第4位 | 藤井慎哉の行政書士予備校 | 月額3,828円(45,936円/年) (通常価格) |
208時間の講義動画あり |
第5位 | クレアール | 47,320円 (キャンペーン価格) |
265時間の講義動画あり |
第6位 | スタディング | 49,500円 (通常価格) |
83時間の講義動画あり |
第7位 | フォーサイト | 51,800円 (通常価格) |
70時間の講義動画あり |
第8位 | 東京法経学院 | 56,460円 (キャンペーン価格) |
108時間の講義動画あり |
第9位 | ユーキャン | 63,000円 (通常価格) |
教材のみ |
第10位 | アガルートアカデミー | 145,600円 (キャンペーン価格) |
300時間の講義動画あり |
上記は行政書士の通信講座・予備校の価格が安い順位のランキングです。
ここまでに何度も言っていますが、行政書士試験の勉強はアウトプットの方が重要ですので、通信講座や予備校は出来るだけ安く効率的にインプット出来るものに越したことはありません。
しかし、残念ながら安ければ良いというわけでもありません。
なぜなら、教材のみの安い通信講座は通信講座としてのメリットがほとんどなく、本屋などで販売されているテキストと大ほとんど変わらないからです。
それであれば教材のみの通信講座を受講するよりも本屋のテキストを購入した方が圧倒的に安く済みます。
ですので、市販されているテキストよりも少し高いお金を出して通信講座を利用するのであれば、テキストのみの通信講座ではなく講義動画も視聴できる通信講座を受講すべきなのです。
因みに、なぜ私が講義も受けられる通信講座をこれだけ進めているかというと、テキストなどでインプットするよりも講義などの動画でインプットする方が圧倒的に効率がいいからです。
冒頭でも言ったようにハリーポッターの本を1冊読むのと、映画を見るのとでは明らかに映画の方が短時間で内容も正確に認識できるのと同じで、テキストなどの文字で読むよりも講義などの映像を見た方が圧倒的にインプット効率が良いですよね?
ですので、上記では安い順にランキング形式で紹介していますが、出来るだけ講義も受けられる通信講座を選んだ方がいいです。
なので、テキストだけで勉強するよりも講義動画で勉強した方が短時間でしかも記憶に残りやすく効率的にインプットできるというわけなのです。
~2chの口コミ・評判徹底比較~
2chの口コミ・評判が良い行政書士
通信講座ランキング2023
順位 | 予備校・通信講座名 | 口コミ・評判の特徴 |
第1位 | LEC | メリット:講義や答練、模試などが充実している デメリット:価格が高い |
第2位 | 伊藤塾 | メリット:予備校の中では価格が安くクオリティーが高い デメリット:雰囲気が殺伐としている |
第3位 | 資格の大原 | メリット:雰囲気が良く先生などにも質問しやすい環境 デメリット:価格が高い |
第4位 | クレアール | メリット:細かなところまで講義で解説してくれる デメリット:ボリュームが多すぎて消化できない、ホームページが見にくい |
第5位 | フォーサイト | メリット:インプットを短時間でこなせる デメリット:フォーサイトだけでは足りない、過去問が微妙 |
ネット上の口コミや評判をまとめサイトの情報は広告費目的で運営されているサイトがほとんどなので、どうしても良い口コミや良い評判だけに偏った情報しか紹介されません。
一方で、大手掲示板の2chに関しては、広告報酬目的で書かれているわけではないのでかなりリアルな口コミや評判を知ることができます。
そこで、2chの掲示板に書き込まれている行政書士の通信講座に関する口コミや評判を下記のようにエクセルに集計し、その集計結果をもとに2chで口コミや評判の良い行政書士通信講座をランキング形式にまとめました。
実際に2chでいろいろな通信講座の口コミや評判を確認してみて集計すると、2chでの口コミや評判は以下のような傾向にあると言えます。
- 批判的な意見が多い傾向にある
- インプットの勉強を重視する傾向にある
- 通信講座よりも予備校を推す傾向にある
これは2chの特徴ともいえるのですが、一般的な口コミや評判と比較的に批判的な意見が多い傾向にあると感じました。(もちろん、ポジティブな意見も沢山あるのですが割合的にはネガティブな意見の方が圧倒的に多いです。)
ただし、自分に合った通信講座を選ぶ上では批判的な意見もしっかりと知った上で選ぶべきだと思うので、通信講座の口コミや評判に関するよりリアルない意見を知りたいという方はネットで検索して出てくる口コミや評判のまとめサイトを見るよりも2chを見た方が確実に参考になると思います。
一方で、2chの口コミや評判を見ていて思ったのは、行政書士試験勉強に対するインプットの比重が大きすぎる傾向にあると感じました。
具体的にはテキストや講義のボリューム重視の意見が多く、テキストや講義のボリュームが多ければ多いほど評価が高い傾向にあり、結果的に通信講座よりもテキストや講義のボリュームが多い予備校の評価が高い傾向にありました。
確かに、通信講座を受講するよりも予備校を受講した方が行政書士試験に合格できる確率は高いことは間違いないと思います。
というのも、ダイエットや筋トレの場合、自宅で自分で筋トレをするよりもジムで器具を使ってトレーニングしたり、パーソナルトレーナーが考えた専用のメニューをトレーニングをした方が何倍も効率的に痩せたり筋肉が付くのと同じで、独学よりも通信講座、通信講座よりもう予備校の方が効率的に勉強できるからです。
ただし、行政書士を目指す多くの方は、働きながら限られた時間の中で行政書士試験の合格を目指すわけですので、予備校の講義のようなボリュームのインプットをこなした上で、アウトプットの時間を設けるのはかなりハードルが高いかと思います。
もちろん、テキストの講義やボリュームが多いに越したことはないのですが、ここまででも何度も口酸っぱく言ってきているので、ここまで記事を読んでくださっているあなたであれば、もう理解して頂いていると思いますがテキストや講義の勉強はあくまでも全体の3割程度です。
ですので、自分が確保できる勉強時間をしっかりと理解した上で、時間に余裕がある方にはテキスト・講義のボリュームが多い予備校系の通信講座を受講すればいいですし、働きながらの資格を目指すあまり勉強時間を確保できない方にはテキスト・講義のボリュームがあまり多すぎない通信講座を受講し、過去問や模試などのアウトプットに時間を費やしたほうが良いと思います。
~上級者・中級者向けで比較~
上級者・中級者におすすめの行政書士
通信講座ランキング2023
順位 | 予備校・通信講座名 | 価格 |
第1位 | クレアール | 上級コース:40,600円(税込)~ 中級コース:46,110円(税込)~ |
第2位 | 東京法経学院 | 学習者向け対策パック講座:60,885円(税込)~ |
第3位 | LEC | アルティメットコース:128,150円(税込)~ |
第4位 | アガルートアカデミー | 上級総合ライトカリキュラム:137,060円(税込)~ 中上級総合講義:190,960円(税込)~ |
第5位 | 資格の大原 | 行政書士経験者演習合格コース:160,000円(税込)~ |
基本的に、ほとんどの行政書士通信講座はこれから行政書士を目指そうとする初心者・初学者向けの講座です。
この記事を読んでいる方の中には、前回の試験で惜しくもギリギリで不合格になってしまった方や過去に行政書士試験を受けて再チャレンジしようと考えておられる方もいるかと思いますが、そういった中上級者の方には通信講座や予備校の受講はありまりおすすめしません。
なぜなら、そういった方は既に基礎知識がある程度は身に付いているので、既にインプットの勉強は十分に足りているケースがほとんどなので、基礎的な部分を理解しているんであれば、中上級者向けの通信講座を受講しなくて模試や過去問などをしっかりと取り組めば合格できるかと思います。
ですので、基本的には通信講座や予備校などは使わずに、市販のテキストと予備校などで実施される模試や『この3冊以外買う必要なし!行政書士試験におすすめの過去問・問題集』の記事で紹介している過去問などのアウトプットを中心に勉強することおすすめします。
ただ、中には少し行政書士試験の勉強から離れていたので、復習を兼ねて講義を受講したいという方や何としても次回の行政書士試験で合格したいと強く思っている方もおられるかと思います。
そういった方には、上記のランキングで紹介している上級者・中級者向けの講座を受講してみてもいいかと思います。
法律初心者におすすめの
行政書士通信講座ランキング2023
まとめ
この記事では法律初学者におすすめの通信講座ランキングを紹介してきましたが、もしあなたが本当に行政書士試験に合格したいのであれば、それぞれの行政書士通信講座についてしっかりと調べて、自分の予算や確保できる勉強時間、学習環境などを踏まえた上で、自分に合った行政書士通信講座を選ばれることをおすすめします。
行政書士通信講座のランキングサイトやおすすめサイトなどを色々見て回るよりも、そちらの方が間違いなく受講後に「こんなはずじゃなかったのに・・・」と後悔せずに済むはずです。
私はこの記事でそれぞれの行政書士通信講座に点数を付けて、ランキング形式で紹介していますが、全ての方に特定の行政書士通信講座をおすすめするつもりはありません。
ただ、私の考えでは通信講座はできるだけ低価格で効率的にインプットできるものが良いと考え、実際にフォーサイトで勉強した結果、合格することができたのでおすすめの行政書士通信講座として紹介させて頂いています。
ですので、もし、ランキングで紹介した通信講座の中に、気になる通信講座があるなら、まずはその通信講座のホームページで特徴や講義の様子などを確認し、「この通信講座を頑張って勉強すればきっと合格できそう!」と思えるものを見つけ出してみてください。
長島 雄太
NAGASHIMA行政書士事務所