この記事を書いた人
行政書士兼ウェブマーケター。ナガシマガジン運営者。サラリーマンとして働きながらウェブマーケティング会社を起業し独立。更にその後、仕事をしながら5カ月の勉強期間で行政書士試験に一発合格し、行政書士事務所を開業。
資格を取得し、登録したモノだけがつけることを許される資格バッジ。
中には憧れのバッジをつけることを目標に資格取得を目指す人もいるぐらいです。
そんな資格バッジの中でも、デザインがかっこいいと言われているのが行政書士のバッジです。
ということで、この記事では行政書士のバッジのデザインのカッコよさや、行政書士のバッジはいつもらえるのか、もしくは購入しなければいかないのかなど、バッジに関する豆知識を紹介していきたいと思います。
他の資格バッジと比較すると
行政書士バッジのカッコよさがわかる
資格のバッジと言われて、真っ先の思い浮かぶのが弁護士バッジだと思います。
よく、テレビドラマなどでも見かけたりしますからね。
ただ、この資格バッジというのは弁護士だけではなく、いろいろな法律系の資格にも存在します。
そして、このバッジのデザインというのはその資格に込められた理想などをもとに作られるのですが、何となく資格取得が難しい方がバッジのデザインがかっこいいイメージしないですか?
でも、行政書士のバッジは他の超難関資格のバッジと比べても、引けを取らずかっこいいデザインなんです。
行政書士のバッジ
行政書士のバッジのモチーフはコスモスの花で、中心には「行」の文字をイメージした模様が描かれています。
コスモスの花には調和や真心という花言葉があり、行政書士の業務を行う上で調和と真心を大切にすることが意味として込められています。
シンプルですが、スタイリッシュで確かにカッコいいですよね。
弁護士のバッジ
弁護士のバッジのモチーフはヒマワリの花で、中心には天秤がデザインされています。
ヒマワリの花には公正と平等を、天秤は構成と平等を意味しており、まさしく弁護士の仕事に求められるものですね。
さすがに、弁護士べっじは重厚感がある上に、上品でかっこいいデザインですよね。
司法書士のバッジ
司法書士のバッジは桐の花をモチーフにしたバッジです。
でも、このデザインどこかで見たことないですか?
そうなんです、実は桐の花のデザインは日本国政府を表す紋章として使われているから何となく見たことがあるのように感じるんですね。
司法書士のバッジもやっぱりかっこいいですね!
弁理士のバッジ
弁理士のバッジは菊の花をモチーフに中心に、中央に桐が描かれています。
菊は正義を表し、桐は国家繁栄を表していると言われています。
バッジの裏地の部分が赤いなっている点が他のバッジと少し違って、どちらかというと議員バッジに似ていてかっこいいですね!
税理士のバッジ
税理士のバッジは日輪の中央部分に桜の花がデザインされています。
シンプルなデザインでありながら、どこか品があって正しく税理士の崇高なイメージが現れたデザインでかっこいいですね。
と、ここまでは士業のバッジをいろいろと紹介してきましたが、行政書士のバッジは他の超難関国家資格と比べても遜色ないぐらいかっこいいデザインですよね。
もちろん、デザインはその人の好みにもよるとは思いますが、個人的には行政書士バッジにもう少し重厚感があればもっとかっこよくなるような気がします。
行政書士のバッジはいつもらえる?
それとも購入するの?
そんなカッコイイ行政書士のバッジですが、行政書士に合格したすべての人が貰えるのかというと、そういうわけではありません。
行政書士試験に合格して、自分が活動する都道府県の行政書士会に登録することで始めた行政書士のバッジを手にすることが出来るのです。
行政書士会に登録申請をすると、登録・入会完了の通知と新入会員登録証交付式の通知きます。
そして、交付式に参加した時に行政書士バッジを受け取れるのです。
しかも、行政書士のバッジはもらえるというワケではなく、自分でお金を出して購入することになります。
値段は2600円程度で、仮に紛失してしまったとしても行政書士会から購入することも可能です。
行政書士のバッジは2種類
行政書士のバッジは裏面がねじ式とピン式の2種類あって、表面のデザインに関して同じなので、自分が使いやすい方を選択して購入できます。
因みに、行政書士バッジは表面的には金色ですが、これは純金ではなく純銀製で長年使用してくるとメッキが剥げてきます。
だから、中にはバッジが光っていると新人扱いされるということで、無理やり表面を削ってベテラン感を出そうとする人もいるとか・・・。
行政書士のバッジはいつ付ける?
付けるのは義務?
日本行政書士会連合会行政書士徽章規則には、行政書士バッジに関する以下のような規定があります。
会員は、徽章を会員の身分を象徴するものとして認識し、行政書士業務を行う時は、常にこれを着用しなければならない
上記は法律ではありませんが、行政書士業務を行う上では原則として、行政書士のバッジをつけることが義務とされています。
実際に、県庁や建築業関係だとバッジをつけていないければ、行政書士かどうかを確認される可能性も高いので、役所などに行く場合にはつけておいても損はなさそうです。
とはいえ最近では夏場は、クールビスで上着を着用しない人も多いので、夏場は行政書士バッジをつけずに携帯している人も多いようです。
行政書士ではない人が
レプリカを着けるのは違法?
画像引用:撮影用小道具アイテム検事バッジ・レプリカ
行政書士バッジのバッジを付けることにあこがれている人もいるようですが、近年では行政書士試験が難化傾向にあるので、合格して行政書士にあることも簡単なことではありません。
また、仮に行政書士試験に合格したとしても、行政書士会に登録しなければ行政書士会からバッジを購入できず、行政書士会に登録するだけでも15~30万円前後の登録費が必要となるのでハードルは高いです。
となると、気分だけでも行政書士を味わいたいということで、ネットなどでで行政書士バッジのレプリカを購入して着けたいという人もいるみたいです。
でも、行政書士ではない人が行政書士バッジのレプリカをつかることは、行政書士と誤信させる恐れがあるので、違法になるかもしれないと心配になると思います。
この点に関して、行政書士法19条の2第1項において、行政書士でない者が行政書士を名乗ることは違法とされていますが、バッジを着けることは違法とされていません。
第十九条の二
行政書士でない者は、行政書士又はこれと紛らわしい名称を用いてはならない。
つまり、行政書士でない人が行政書士バッジのレプリカを着けたとしても、行政書士と名乗ったり、行政書士であると誤信させる目的で付けていなければ違法とはならないと考えられます。
実際、テレビドラマなどでは弁護士や検察、行政書士ではない俳優さんがそれぞれのバッジのレプリカを着けていますからね。
ヤフオクなどの本物の行政書士バッジを着けるのは自己責任で
弁護士バッジや検察官のバッジはレプリカなどが販売されているのですが、行政書士バッジのレプリカはあまり見かけません。
代わりに、ヤフーオークションなどのネットオークションでは中古の行政書士バッジが多数出品されていてります。
では、レプリカの代わりに本物の行政書士バッジを行政書士でない人が着けても問題がないかというと、必ずしも問題がないとは言い切れません。
やはり、本物の行政書士バッジというのは行政書士のみが着けることを前提とされているモノなのであり、相手が行政書士と誤信してしまう可能性が高いからです。
まとめ
行政書士のバッジは他の資格のバッジと比較してもかっこいいので、行政書士バッジに憧れを抱く人も多いと思います。
ただ、行政書士バッジは行政書士試験に合格したら誰でも貰えるといわけではなく、各都道府県の行政書士会に登録しバッジを購入しなければ手に入れられません。
なので、行政書士のバッジがかっこいいから欲しいという理由だけで行政書士試験の合格を目指すのはおすすめしません。
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長島 雄太
NAGASHIMA行政書士事務所