この記事を書いた人
行政書士兼ウェブマーケター。ナガシマガジン運営者。サラリーマンとして働きながらウェブマーケティング会社を起業し独立。更にその後、仕事をしながら5カ月の勉強期間で行政書士試験に一発合格し、行政書士事務所を開業。
行政書士試験の合格発表はいつ、何時に行われるのか?
結果が気になりますよね!
結論から言うと、行政書士試験は毎年11月の第二日曜日に実施され、合格発表は2021年の1月27日(水曜日)の午前9時(予定)から行われます。
つまり、試験を受けてから合格発表は行われるまでの期間は3カ月。
この時間をどう過ごすかというのは人それぞれですが、この記事では合格発表までのおすすめの過ごし方について紹介していきます。
行政書士の合格発表はいつ?時間は?
行政書士試験の合格発表のは冒頭でも書いたように1月末~2月上旬に行われます。
なぜ、合格発表の期間に幅があるのかというと、発表方法が以下の2種類あるからです。
- 行政書士試験研究センターの公示
- 合否通知書の送付
行政書士試験研究センターの公示
最も早く行政書士の合否を確認できるのが行政書士試験研究センターの公示を確認する方法です。
令和3年の1月27日(水曜日)の午前9時から(予定)、行政書士試験研究センターの掲示板とホームページに合格者の受験番号が掲載されます。
ただし、発表直後はアクセスが集中して、行政書士試験研究センターのホームページが閲覧できない可能性があります。
合否通知書の送付
合格通知書は受験者全員に令和2年の1月29日(水曜日)に圧着はがきで発送されるので、自宅に届くのは2~3日後です。
行政書士試験研究センターの公示では受験番号しか掲載されませんが、合否通知では合否・配点なども記載されています。
試験から合格発表までのおすすめの過ごし方
試験を受けてから合格発表までに3カ月もあるので、その期間をどのようにすごいたら良いのかを紹介していきます。
行政書士試験当日の試験終了後
行政書士試験当日の試験終了後については、解放感もハンパないと思うのでおいしいものを食べてお酒を飲んでゆっくりしてください。
ま~、とは言っても試験の結果が気になるとは思うので、20時頃から行われる各予備校の回答速報を見るのも良いと思います。
ただし、注意点としては1つの予備校の回答だけを確認するのではなく、いろいろな予備校の回答を確認することをおすすめします。
なぜなら、それぞれの予備校において回答が間違っていることもかなり頻繁にあるからです。
また、記述の採点をして欲しいという人もいると思うので、そういった人は各予備校が実施している無料採点を利用するのもいいと思います。
11月末に没問が公表される
各予備校の回答速報の中で回答が割れる問題も出てきます。
要するに、どの選択肢も正解だと言い切れないようん試験問題として相応しくない問題です。
試験後数時間で没問が発見されるような問題を作成するというのは、国家試験としていかがなものかと思いますが、行政書士試験においては結構頻繁に起こりえます。
そして、その問題が没問だと公式に行政書士試験研究センターから発表されるのが11月末なのです。
因みに平成30年と令和1年には11月29日に没問の発表がありました。
なので、もし各予備校で試験問題の回答が割れている場合には、11月末に行政書士試験研究センターのホームページを確認することをおすすめします。
自己採点でほぼ合格が間違いない人の過ごし方
マークシートの採点だけで180点以上の人や、予備校の無料採点などで記述込みで200以上を得点できている場合にはほぼ合格したと考えて良いと思います。
この場合には、合格を前提として合格発表までの期間を過ごすことをおすすめします。
例えば、行政書士として開業をしようと考えているのであれば、開業の準備です。
具体的には、行政書士業界に関する書籍などを読んだり、マーケティング戦略を立てて、どういった業務をメインとして行っていくかなどを考えていくといいです。
特に、行政書士は弁護士や税理士などとは違って、他の事務所で研修をしてから開業という流れではなく、いきなり開業することになるので開業に向けての勉強も必須です。
なので、テスト後は少し休んでから、次の目標に向けた準備期間だと捉えると良いと思います。
自己採点で合格・不合格のどちらか微妙な人の過ごし方
記述を含めて自己採点や160~190点ぐらいの人は合格している可能性もありますし、不合格の可能性もあります。
というのも、行政書士試験の記述の採点というのは、その年のマークシートの出来によって採点を厳しくしたり甘くしたりすることで合格者数を調整しているといわれているのでハッキリとした判断はできないからです。
そして、合格・不合格のどちらかを判断できない場合には、不合格の場合には、来年も受験するかどうかをしっかり考えてみることをおすすめします。
特に、また1年間という長い期間、勉強に費やすことになるので、「本当に行政書士という資格が必要なのか?」について考えてみてください。
ギリギリ、不合格だった場合には、悔しい思いから来年受験すればきっと受かるという気持ちが出るので、翌年もチャレンジしようと思う人が多いと思います。
でも、そういった感情で判断せずに行政書士の資格を取得しなければいけない理由について深く考えてみてください。
因みに、合格・不合格のどちらか判断が難しい人は、合格発表までの間は勉強した方が良いという人もいるみたいですが、個人的には、勉強は結果が出てからで良いと思います。
もちろん、今まで覚えた内容を忘れてしまうリスクもありますが、合否のわからない中途半端な気持ちで勉強したとしても大した身に付かないのではないでしょうか。
それであれば、ちゃんと結果が出た後でしっかりと翌年もチャレンジすると覚悟を決めてから勉強を再開しても遅くはないと思います。
自己採点で不合格が間違いない人の過ごし方
自己採点や予備校の無料採点で記述を含めて150以下、もしくは、一般知識の足切り点を超えられなかった人はほぼ不合格は間違いないと思います。
この場合には、来年も行政書士試験を受けるのか、それとも諦めるのかを考えてみてください。
そして、もし来年も受けると決めたのであれば、少し休んでからすぐに勉強を再開してみるのが良いです。
また、各予備校や通信講座では合格発表までの間い生徒の奪い合いが行われていて早割で安く受講できる場合もあるので、予備校や通信講座の利用を考えている場合には確認してみても良いと思います。
まとめ
試験が終わってから合格発表はあるまでの3カ月間の過ごし方は、試験の出来次第で人それぞれ変わってきます。
ほぼ合格間違いない人は次の目標に向けて前向きにその3カ月間を過ごせると思いますが、不合格だと落ち込まずにポジティブに捉えましょう。
不合格だからと言って人生が終わるわけではないですし、もしかしたら行政書士という資格について改めて深く考え直す機会なのかもしれないわけです。
結果は変えられませんが、その結果の意味づけを自分で選択できるので、今後の人生にとってポジティブな出来事に変えてみてください。
長島 雄太
NAGASHIMA行政書士事務所