この記事を書いた人
行政書士兼ウェブマーケター。ナガシマガジン運営者。サラリーマンとして働きながらウェブマーケティング会社を起業し独立。更にその後、仕事をしながら5カ月の勉強期間で行政書士試験に一発合格し、行政書士事務所を開業。
行政書士で独理開業すると他のビジネスよりも成功しやすいです。
なぜなら、行政書士というビジネスモデルは成功しやすい以下の4つの条件を満たしているからです。
- 利益率の高い
- 在庫を持たない
- 定期的に一定額の収入が入ってくる
- 資本ゼロあるいは小資本で始められる
以下では、行政書士がビジネスモデルとして成功しやすい理由、行政書士を独立開業するうえで確実に成功する方法について紹介していきます。
▼記事の内容はYouTubeでも解説しています▼
行政書士の独立開業は他のビジネスに比べて失敗する可能性が低い
一般的に起業に関する情報の中で、よく『設立1年目の会社の生存率が40%、設立10年目になると会社の生存率は6%』などと言われていたりします。
ただし、この数字の出所が定かではないようで、実際にはもう少し生存率が高いようなのですが、それでもこの数字から独立開業して生き残っていくことは本当に難しいことだということがわかります。
しかも、近年はITの発展がめざましく、時代の変化がこれまで以上に早くなっているので、その変化に対応できなければ間違いなく数年後~数十年後は淘汰されてしまいます。
例えば、10年前に家の近所に合った電気屋さんや本屋さん、レンタルビデオ屋さん、飲食店などの中で、今も変わらず営業しているお店は少ないのではないでしょうか。
更には、10年前には就職したいランキングの上位にいた大手企業でさえ、時代の変化についていけず大幅なリストラや早期退職者を募って人員を削減しなければ経営を維持することが難しい状況です。
こんな大企業でも経営を維持していくことが難しい世の中で、本当に行政書士として独立開業して失敗しないか心配になるかと思います。
特に、ネットでは『行政書士は食えない』とか『行政書士資格を取っても意味ない』などと言われたりもするので、本当に行政書士として独立開業しても大丈夫なのかと不安になってしまうのも無理はありません。
しかし、結論を言うと、行政書士として独立開業して失敗する可能性は他のビジネスに比べてかなり低いです。
というか、むしろ、行政書士で独立開業することはやり方次第ではほぼ確実に成功できます。
では、なぜ、行政書士は他のビジネスと比べて成功しやすいのかというと、成功しやすいビジネスにあてはまる4つの条件を満たしているからです。
行政書士の独立開業が満たしている成功しやすいビジネスにあてはまる4つの条件
そもそも、ビジネスには成功しやすいビジネスと失敗しやすいビジネスモデルがあります。
つまり、自分がやろうとしているビジネスを選んだ時点で成功確率・失敗確率がある程度決まっているのです。
では、一体どういったビジネスが成功しやすいのかというと、ホリエモンこと堀江貴文氏のブログの『起業してほぼ確実に成功する方法』という記事の中で、成功しやすいビジネスについて以下のように言及しています。
私は起業するに当たって、自分の好きな商売ではなく確実に上手くいく商売から始めたほうがいいと言っている。具体的には、
利益率の高い商売
在庫を持たない商売
定期的に一定額の収入が入ってくる商売
資本ゼロあるいは小資本で始められる商売をやればほぼ確実にうまくいくと指南してきた。
つまり、これら4つの条件のうち、できるだけたくさん条件をみたしていると成功しやすいと言えます。
そして、これらの4つの条件を行政書士という職業は満たしているといえます。
行政書士は利益率の高い商売
利益率というのは「利益(売上高-原価) ÷ 売上高 × 100(%)=利益率(%)」という数式からも求められるように、売り上げだけに対する利益の割合のことです。
例えば、何か商品を販売する場合には、出来るだけ原価の安い商品を高く販売することで利益率が高くなります。
一方で、行政書士というビジネスは商品ではなくサービスを販売するので原価はほとんどかからず、売上の大部分が利益になるビジネスと言えます。
行政書士は在庫を持たない商売
在庫を持つというのはビジネスをしていく上ではかなりリスクが大きいです。
在庫が商品として売れ続ければ問題ありませんが、不良在庫となってしまうと不の財産になってしまいますからね。
その点、行政書士はサービスを商売とするビジネスなので商品などの在庫は持ちません。
行政書士は資本ゼロあるいは小資本で始められる商売
飲食店を開業する場合には店舗を借りて内装を変えたり、調理器具や食器、机や椅子などを購入したりとなど最初から数百万円の資本が必要となることも珍しくありません。
また、何かの会社を始めるにしても事務所を借りる必要があるので、事務所を借りるとなるとそれなりにお金が掛かります。
だから、何らかのビジネスを始める場合に、最初に多額の資金を借り入れたりする人も多いです。
一方で、行政書士という仕事はわざわざ事務所を借りなくても自宅で出来ますし、必要なモノと言えばコピー機と電話、パソコンぐらいです。
その他で言えば、行政書士の登録料として最初に20~30万円をはらわなければいけないですが、それでも他のビジネスと比べて小資本で始められます。
行政書士は“工夫次第で”定期的に一定額の収入が入ってくる商売
ホリエモンが推奨する成功しやすいビジネスの条件の中で、唯一この点に関しては工夫が必要です。
定期的に一定の収入が入ってくるというのは、月額制の支払いが発生するビジネスという感じでイメージしてもらえればわかりやすいと思います。
そして、行政書士業務というのはクライアントから依頼があって、その依頼に基づいて申請書を作成したり契約書を作成したりします。
つまり、行政書士の仕事は基本的には料金の発生は月額制ではなく、単発業務が一般的です。
しかし、工夫次第では行政書士の仕事においても月額制で報酬をもらうことも可能です。
例えば、会社と顧問契約をしたり、月額のコンサルティングなどがその具体例です。
なので、行政書士というビジネスは工夫次第では定期的に一定額の収入を得ることも可能な商売だと言えます。
というように、世の中にはいろいろなビジネスが数多く存在する中で、成功しやすいビジネスの4つの条件すべてを満たしているビジネスは少ないです。
つまり、成功しやすいビジネスである行政書士の独立開業で失敗したのであれば、それは行政書士だから失敗したのではなく、その人が起業に向いていないから失敗だけだというわけです。
行政書士で独立開業して確実に成功する方法
ここまで読んでもらえたのであれば、他の仕事と比べて行政書士で独立開業して失敗する可能性が低いことが理解してもらえていると思います。
ただし、中には『行政書士は食えない』『行政書士は稼げない』と言っている人もいるように、行政書士として独立開業したすべての人が成功するわけではありません。
では、どうすれば行政書士で独立開業すれば成功できるのかというと、先ほど紹介したホリエモンのブログの記事に以下のようなことも言われています。
(成功しやすいビジネスをやっているのに)どうもたまに上手くいかない人がいるみたいだ。
なぜだろう?と疑問に思って考えてみた。で、これなんじゃないか?と思ったことが一つだけあった。
それは睡眠時間以外のほぼ全てを仕事に使っていないということじゃないかと。
つまり、行政書士でほぼ確実に成功したければ、睡眠時間以外のすべての時間を仕事に使えばいいというわけです。
もちろん、どのレベルの成功を目指しているかによって、仕事に投入する必要な時間は変わりますが…
ただ、逆に言うと睡眠時間以外のすべての時間とまでは言わないまでも、ビジネスが軌道に乗るまで多くの時間を仕事に費やせないというのであれば、その人は起業に向いていないといえるかもしれませんね。
まとめ:死ぬ気でやれば行政書士で独立開業しても失敗しない
ここまででも紹介したように、行政書士という仕事は独立開業できる数ある仕事の中でも成功しやすいビジネスだと言えます。
だから、行政書士として独立開業を目指しているのであれば、行政書士というビジネスモデルに不安を抱く必要はありません。
むしろ、他のビジネスよりも行政書士の方が成功しやすいわけですから、睡眠以外の時間を仕事に費やせばほぼ確実に成功できるビジネスなので、成功できなかった人の声に惑わされるず死ぬ気で頑張ってみることをおすすめします。
行政書士の通信講座講座選びで
迷ったら場合はどうしたらいい?
ナガシマガジンでは、現在受講が可能な全17種類の通信講座の費用や講義動画、質問などのサポート体制、合格実績、講師の質に至るまで、通信講座選びで重要となる様々な点で徹底的に比較し、100点満点で採点を行いランキング形式で紹介しています。
行政書士の通信講座選びで迷った際は、是非参考にしてみて下さい!
長島 雄太
NAGASHIMA行政書士事務所